「ここは生かそう。ここも生かそう。」
「こわれたら、くっつければいいのです!(1)」 岡本俊朗がそう言ったときの逸話は、これをタイトルに冠した片山千鶴子の追悼文が教えてくれた。これを収めた遺稿追悼集の帯にも用いた。岡本を象徴することばだった。 もうひとつ印象…
続きを読む →「こわれたら、くっつければいいのです!(1)」 岡本俊朗がそう言ったときの逸話は、これをタイトルに冠した片山千鶴子の追悼文が教えてくれた。これを収めた遺稿追悼集の帯にも用いた。岡本を象徴することばだった。 もうひとつ印象…
続きを読む →ある夏の見晴台遺跡発掘調査でのできごと。調査も終盤を迎え、残してあった土層観察用畔を撤去することになった。それまでの慎重な発掘から一転して、鍬で掘り崩してゆく作業である。土層中に遺構面があれば注意して検出、確認するが、こ…
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