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「歴史の里」所感
古墳は、千数百年の時間をこえて今日まで伝えられてきた。多くが失われたなか、現前するそれは奇跡である。その古墳を、百年、千年と伝えてゆく義務を私たちは負っている。文化財保護は、そのために整えられた近代の思想と実践である。 …
続きを読む →吉田富夫の博物館論
博物館に関する吉田富夫の発言の最初がいつで、それはどのようなものだったのか──。 1969年に吉田は、次のように書いている。 諸外国では、どんな小都市でも、その町の歴史をひと目でわからせてくれる博物館を持っているという。…
続きを読む →吉田富夫忌
その日私は、名古屋考古学会の定期大会にゆき、最新刊の『古代人』の記事と吉田富夫の欠席に異変を感じた。しかし、それ以上に思うことは何もなかった。出席の人の多くがそうだっと思う。 さて、本会発足以来会長として発展のため御尽力…
続きを読む →目で見る名古屋の文化史展
吉田富夫は書いた。 私の収集は、小学校5~6年のころ、コインを親からもらうのを楽しみとすることにはじまる。そして中学に進んで、歴史の時間に、尾張国分寺の跡が矢合にあって、当時の古瓦が出ることを聞いて、実地に臨むと、破片が…
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