世の初めの『見晴台発掘ニュース』


▲ 『見晴台発掘ニュース』No.1、見晴台遺跡発掘調査団、1972年7月25日、1-2頁。

1972年7月25日、見晴台遺跡第10次発掘調査が始まった。それと同時に、『見晴台発掘ニュース』の日刊が開始された。

第10次調査はじまる!みんなで発掘に参加、見学しよう!=
また暑い夏がやってきました。ここ見晴台も10回目の調査をむかえたわけです。今回は、きたるべき史跡公園へむけての新たな第1ページです。調査をみなさんの手により成功させ、市民のいこいの場としての公園をつくりあげようではありませんか! ニュースNo.1をおとどけします。調査の状態や前にわかった点を中心として、みんなで見晴台について考えてゆく資料として、このニュースをつくりあげていこうではありませんか(1)!

「発掘期間中、見晴台では、数々の企画を試み実行に移していった。毎日の見晴台ニュースの発行(2)」と、いの一番に掲げられた事業である。

創刊号本文のガリ切りの筆跡は小原博樹。象徴的である。

  1. 『見晴台発掘ニュース』No.1、見晴台遺跡発掘調査団、1972年7月25日、1頁。
  2. 『見晴台遺跡第10次発掘調査の記録』、見晴台遺跡第10次発掘調査団、1972年12月1日、6頁。
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