▲ 『古墳と自然観察のしおり』(表紙、新ウィンドウまたはタブで開く)
29年前のきのう春分の日、志段味の自然と歴史に親しむ会は「古墳と自然の観察会」を、名古屋市守山区上志段味で開催した。当日の天候はよく、50名の参加があった。
この日のために用意した『古墳と自然観察のしおり』は、B6判、25頁で、イラストを多用し、見学や観察の結果を書き込むワークノートである。それは、世にありがちな、演者が専門的事項を一方的に述べ垂れ、聴衆が聴講する講座・講演会スタイルを避けて、肉体的かつ共同的に参加者が学習することを旨とするものであった。ただいま、これ見よがしの古墳ブームのずっと前から、古墳と人々のコミュニケーションは、静かに確かにおこなわれていたのである。
企画制作はわたくし犬塚康博。なお、PDFファイル復刻にあたって、25頁にある、会の連絡先の、住所、郵便番号、電話番号を現在のものに改め、郵便振替番号を削除した。これ以外は、29年前のままである。