検見塚 2013年7月6日 / fische / コメントする ▲東北東から見る。1969年。 ▲東から見る。1969年。 ▲西南西から見る。2013年4月29日。 人びとは去り、風景もまた去った。風景が消失したあとに、しからば、何が残ったのか。『バニシング・ポイント』においては、それは、パトカーであり、ブルドーザーの巨大な鉄の爪であり、ヘリコプターであった。つまりは、〈権力〉であった。風景は死滅し、そして死滅せざる国家が残ったのである(1)。 あるいは生権力。 注松田政男『風景の死滅』、田畑書店、1971年10月25日、284頁。下線は原文では傍点。↑