10・25

1969年10月25日。

そのときはまだ、「目で見る名古屋の文化史展」最終日前日の土曜日でしかなかった。

そのときはまだ、考古学関係の新聞切り抜きのひとつにすぎなかった。

その約2ヶ月前、見晴台遺跡第8次発掘調査の終盤、台地斜面に設けたトレンチで、意気込んで深掘りに汗する人がいた。その人がこの日、平博に突入したということを、わたしが知るのはずっとあとのことであった。

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